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2008.11.30

2008.11台湾旅行記・11/16 蘇澳軍港第168艦隊一般公開とトロッコ列車

 今日は朝8時集合で、台湾北東部にある蘇澳軍港まで軍港の一般公開を見に行く。そう、ある意味旅のメインイベントだ。台湾模型家族のメンバーにとっても注目の行事、ということで、4台のクルマが出動、大人数での見学会となった。
 台北から蘇澳までは約80キロ、以前はクルマで2時間以上かかったというが、数年前に完成した全長12.9キロの雪山隊道(トンネル)によって、半分以下に短縮されたという。実際このトンネル、通過に10分以上かかり、よく通る長野道のトンネルなんかメじゃない。なんだかんだで10時前には現地着。地元メンバーが受け付けをすませ、クルマとトランクを開けられてセキュリティーチェックを受けたあと、いよいよ軍港内へ。天気は事前の予報では降られるかも? ということだったが、みほりさんおかげで(笑)、昨日に引き続きド・ピーカン。まるで真夏並みの暑さもさることながら、強烈な日差しは写真撮影に影響が出るほどだ。
 今回公開されるのは米ノックス級フリゲート。台湾海軍では全部で8隻を運用しており、順次近代化改装が行われているが、このうち改装後の4隻が主岸壁に接岸中。うち2隻、2番艦のFF-933鳳陽(ex.Bwewton)と、最終艦であるFF-939寧陽(ex.Pharris)を一般公開していた。

Photo

 当然2隻とも乗りましたよ。さすがに艦橋内は今回撮影禁止だったけど、その他は問題なかったので、各部の写真撮りまくり。鳳陽のほうは水兵さんがエスコートしてくれる方式だったんだけど、あんまりウチらがダラダラ写真撮ってるから暑い中延々待ってなきゃならず、申し訳なかったっス。
 非常に興味深かったのは、このノックス級、全部の艦が少しずつ仕様が違っていること。マストの形状やアンカーセレス、果ては艦尾の汚水捨て管の太さまで、とにかくみーんな違う。旧海軍の特型なんて目じゃないって感じで、同行した某艦艇模型設計者曰く、「オレは絶対ノックス級の図面は引かねぇ!」と叫んだほど。逆をいえば、細かく模型を作る人にとっては、まさにウデの見せ所のクラスといえるのかも。

     ***

 さて、艦橋前甲板にて。ここにはアスロック/ハープーン兼用の8連装ランチャーがある。本来、艦橋下に自動装填用ハッチがあって、これを使っての連続発射が可能な仕様となってるんだが、見るとハッチが溶接封止されているのを発見。

Photo_2

 これってどういうこと? とばかり、そばにいた水兵さんに聞いてみると、装填はその横の予備ハッチから(人力で?)で行うとのこと。1発装填するのに15分、全弾再装填には2時間以上かかるとのことだ。・・・・。一朝有事の際はどうなってしまうのだろう? と、不安になる一同だった。まぁ、そんな日は来ないに越したことはないけどね。

 ノックス級を始めとする各艦については、各部については別アーティクルでやるかも。このほか、基地にいたフネはだいたい次の通り。(提供:みほりさん)

・ノックス級フリゲート(改装後)4隻
・     〃    (改装中)2隻
・     〃    (改装前)1隻
・基隆(旧米キッド)級対空駆逐艦 2隻
・成功(米O・H・ペリー)級フリゲート 1隻
・錦江級哨戒艇 3隻(画像中)
・海鴎級ミサイル艇 多数

 遠くに停泊していた錦江級哨戒艇を撮影に行って、警備の兵隊さんに追い返されたり(爆)しながらも、各人お腹いっぱいで軍港をあとにする。今度はリアルお腹を満たさにゃあ、ということで、一同はそのまま湾の反対側にある南方澳漁港へ行き、海鮮料理屋でランチ。有名なお店らしく、大入り満員盛況でずいぶん待たされたが、味のほうはなかなかだった。待機中は街歩きをしてパパイヤミルクをメルビンにおごってもらったり・・・。このへんの名物である宜蘭餅や羊羹(日本統治時代の名残)などを買い込むメンバーも。

Photo_3

 食事後は帰り道の途中にある、風光明媚な山岳ローカル鉄道として有名な平渓線に乗ろうということに。ところが相手は有名な観光地、土曜とあってものすごい人出。行けども行けどもクルマを駐車するスペースがなーい!(T_T) そこで次善の策として、台湾メンバーが我々を案内してくれたのが、十分(地名)にある「台湾煤礦博物館」。ここはかつての炭鉱跡で、当時石炭を運ぶのに使っていたトロッコ列車に乗ることができるのだ。
 くねくねとした山道を走っていくと、古びた建屋が見えてきた。平渓線周辺の喧騒がウソのようで、お客さんは4、5組といったところ。ここまで上がってくるには、平渓線の十分站から、徒歩道をえっちらおっちら登ってくるか、我々が通ってきた山道をクルマで上がってくるかしか方法がないのが原因か。
 200元を払うと列車に乗せてくれるのだが、この列車がまぁすんばらしいもので、牽引する機関車は昭和14年、ニチユ製の電気機関車。架線式だったものをバッテリー式に改造して使用。1.2キロの道のりをゴトゴトと人の歩くくらいの速度で走ってくれる。その乗り心地たるやきわめてプリミティブで、新鮮な感動が。

Photo_4

 トロッコ体験を楽しんだ後は、博物館の方のご好意で、夕暮れ迫る空に向って「天燈」を放った。これはこの地域に伝わる風習で、紙で作られた一種の熱気球の表面に願い事を書き、空へ飛ばすというもの。本来は旧暦の1月15日に行われるらしい。我々は「日台友好」「大和魂」など好き勝手な文句を書き入れ、底部の燃料に火をつけると、程なく熱気で大きく膨らむ天燈。手を離すと、星の瞬き始めた空に向かい、高く高く登っていくのであった。
(火はすぐ消えるので山火事等の心配はないとのこと)

Photo_5

美しい夕焼けを背に山を降りる一行であった。

Photo_6

 夕飯は深坑老街の夜市で名物豆腐料理を、ということになったのだが、この豆腐というのが臭豆腐のこと。食べればヤミツキになるくらいうまい、というのだが、馴れていないポンニチ人種にはちょっと刺激が強すぎ。全員でカンベンしてくださいと懇願、これがけは抜いてもらうことに。しかし、その他の豆腐料理もバリエーション豊かでおいしかった。帰りがけには生春巻きの皮で包んだ特産アイスをデザートに。

Photo_7

 台北に帰り着いたのは8時半過ぎくらい。ホテルの前で解散となったのだが、ワタシは旅の必需品である人生製薬のアレを買いにワトソンズに行きたかったので、みほりさんを誘って道の向こう側、太平洋そごう忠孝店方面へ。まずは台北牛乳大王でいつものパパイヤミルクを飲んだ後、大通りにあったワトソンズへ。ここでめでたく目的のものを購入、安心して宿に帰って寝たのであった。

 明日はおじさん/みほりさん組が帰国の日。午前中は台北に新たにオープンした長栄海事博物館を見に行くのだ。

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