« ペニンシュラ東京の送迎用リムジン | Main | クローラーミーティング »

2009.04.16

台湾旅行2009年3月編その3 ~関係者に目をつけられる?~

かなーり間が開いてしまいましたが、台湾旅行記その3です。
例によって長いのでご用とお急ぎでない方のみお立ち寄りください(^^;)


 例によって朝の儀式をしてクスリを飲み、午前9時にロビーへ集合。シャワーだと鼻が通るまでちょっと時間がかかる感じ。まぁ、よく眠れなかったので起きるのも早かったから問題なく。レンタカーはデリカ・スペースギアという話だったが、実際に来たのはVWの1BOX。デリカは昔、しょっちゅう乗ってたので新鮮味がないなぁ、とか思ってたところ、乗ったことのない車種だったのでうれしい。質実剛健な外観だが、内装は少々派手なアジア風味になってるのが面白い。8人乗っても足元は広々、ワタシは艦長とともに最後列に陣取ることに。
Gate
 海軍馬公基地まではクルマで10分ほど。艦長によると、旧軍使用時と同じ場所に門があるそうだが、付近の施設の建物などは台湾海軍になってからの設営だそう。ゲートガードには大正時代に作られたブイ用アンカー(むろん日本製)が飾ってあった。
 入場に当たっては台湾人はIDカード、我々外国人はパスポートのチェックがある。警備兵が鋭い視線でパスポートの写真と首実検。トランクのあるクルマは開けさせられたりもしていた。基地内は辻々に案内の兵士が立ち、これに従って走ると間もなく岸壁近くの臨時駐車場に到着。目の前に康定級フリゲイトが2隻停泊している。安全確保のためか、駐車場の中央にはダッヂの古い消防車が出動体制で待機しており、これがまたいい味わいで、船ももちろんだがコッチのほうも興味津々。
Fire
 クルマを降りると、外はものすごい風。軽く風速20mは超えてるっぽい。どのくらい風が強いかというと、士官の制帽は飛ばされるわポリバケツは転がって海に落ちるわという大騒ぎ。こんなときのために持ってきた、蛍光イエローのウインドブレーカーを着込み、あごひも付きのキャップ(しまかぜ乗艦記念)をかぶるが、結局キャップは飛ばされそうになるのでしまい込むことに。このキャップを見たメルビンが、「おれはしまかぜが自衛艦の中でいちばん好きなんだ」というので、喜んで差し上げる。
Kandhin
 さて肝心のおフネのほうはというと、メインとなる康定級は1208「承徳」と、1207「武昌」。6隻の康定級のうち、5番艦と6番艦ということになる。いずれも、仏ラファイエット級ステルス・フリゲイトをベースに対潜能力を強化したものだ。また、向って右側の岸壁には米O.H.ペリー級の台湾版である成功級の最終艦、1110「田単」が停泊しており、今回の公開はこの3隻。だが、我々の視線は、康定級の左手先にある小艇群へ向けられていたのであった。
Syoukai
 そこにいたのは、寧海級駆潜艇と錦江級大型哨戒艇。寧海級は英ソーニクロフト系列の設計で、小型ながら最高高40ノットという高速艇。錦江級は台湾では近海巡防艦と呼んでいるフネで、艦形のわりに重武装なのが特徴。この錦江級、前回の蘇澳では接近を阻止されてしまったので(^^;)、こんどはもっとちゃんと撮りたい。そこで、康定級の右舷側を撮るフリをして(もちろん実際に撮ったけど)じりじりとそっち方面に移動。近くには第164艦隊の司令部ビルがあり、この前にモニュメントとして錨とスクリューがあったので、そっちも撮りつつである。
Sireibu
 この岸壁の近くには、旧軍の重油タンク跡が残っていたり、浮き標的が置いてあったりと、艦艇以外にも興味深いものがいっぱい。「怒られなければどこまでも。怒られたら素直に引き返す」という探索ポリシーのもと(笑)、ずんずん行くわ写真も撮るわ。最終的に接近しすぎて乗組員に注意されて引き返すまで、ずいぶんたくさん写真をモノにすることができた。詳しくは別アーティクルに書くつもり。
Uki
 続いては、 「承徳」、そして「武昌」の艦内見学へ。強風のためか、見学者はほとんどおらず、それだけにこの”ヘンな集団”が目立ってしまう。康定級の内部は基隆に続き2度目だが、今回は強風のため甲板部分が少なく、ヘリ格納庫から内部へ入り、艦橋を回って元のヘリ甲板に戻るルート。われわれがヘリ甲板から先ほどの小艦艇を撮影していると、案内の士官から「そっちは撮らないで下さいよぉ~」と、やんわり注意される。う~む。すでに報告がきているのか。そりゃ、ただでさえ見学者が少ないところにもってきて、着いた途端にわき目も振らず離れた桟橋に向かう、外国人が半分混じった集団は怪しまれるわな。

 話を戻して、乗艦見学。「承徳」の格納庫には乗艦者向け展示が用意されていて、、台湾海軍の主要艦艇を模型で紹介するコーナーがあったのだが、ここで初めて康定級の船底形状を知る。なんとでっかいバウソナーがついてんじゃん!某Bモデルのキット、ウソばっかりだな。そのほかにも上陸作戦のジオラマがあり、陸で迎撃している戦車がなぜか「90式」だったりと、楽しさいっぱいの展示でございましたわん。
Model
 格納庫のキャットウォーク経由で艦内通路へ。ここから雄風SSM発射筒が設置された上甲板を通って艦橋基部へ行き、そのまま艦橋内部へ入るルート。このへんは基隆で乗ったときと同様で、康定級の定番見学コースのよう。艦橋内部は写真撮影もOKだったが、後方通路から先はロープで規制されていて、入れず。基隆では窓のところまで自由に行けたのだが、このへんは艦隊司令や艦長の裁量部分なのだろうか? 
 帰りは艦載艇収納部を通って元のヘリ甲板へ。搭載艇の船底形状やらクレーンのつくりやらを興味深く観察。この部分、写真などで見ると、ステルス性を損なわないように巻き上げ式の目隠しがつけられているのだが、近くで見るとこの目隠し、メッシュであることが判明。
Bort
 そろそろこのへんで、いよいよ我々の行動に怪しいものを感じたのか、次の成功級の見学までの道のりには、専用のエスコートが付く始末。なんかもう、余計なものを撮らないでさっさと見学して帰って下さい、という感じ。メンバーがメンバーだけに、通常の見学者と全然違うトコロを見てるしねぇ。
Seiko
 成功級は以前基隆で乗りそびれたのでこちらも興味しんしん。「田単」は中止になったミニ・イージスの代艦として建造された最終艦で、両舷の40ミリ機銃が唯一装着されていないレア艦だった。艦上からは別の桟橋に停泊している同型艦、1107「子儀」、1103「鄭和」も望見。この向こう側にも1隻いて、都合4隻の成功級がいたことになる。艦番号の見えない端の1隻は、後に蛇頭山(湾の反対側)からの撮影で1101「成功」と判明した。田単の内部見学は、強風の影響で甲板部分がほとんどキャンセルされてしまっていたが、艦橋には入ることができた。現代の軍艦にしては珍しい伝声管や、「長官専用」と記された双眼鏡など、妙なトコばかり見てたような気がする(笑)

 この頃、市内での式典で演奏していた軍楽隊が帰還し、「承徳」に乗艦(これがまた風で楽器屋帽子が飛ばされそうでかわいそー)。しばらく待てば演奏もあるとのことだったが、公開されている艦は一通り見たし、あまり海軍さんを刺激してもまずいので(笑)、このへんで引き上げることに。おっとその前に、陸上の休憩所でY@茶処さんが買ってきてくれた沙士。初めて見る銘柄で、なかなかうまかった(爆)。帰りぎわにまた、例の消防車を撮りまくり。調子に乗って上によじ登る人がいたようないないような(笑) あはは、知~らないっと(^^;)
Sasi


|

« ペニンシュラ東京の送迎用リムジン | Main | クローラーミーティング »

Comments

“ヘンな集団”の構成員でございます(爆)


>メルビンが、「おれはしまかぜが自衛艦の中でいちばん好きなんだ」
台湾海軍が保有している艦艇と共通箇所が多いというのが理由な気がします。
はたかぜクラスってカッコイイですよねscissors

心残りは錦江級大型哨戒艇をもっとじっくりと・・・。
まぁいいや、また行けばいいだけですからwink

Posted by: なか | 2009.04.16 at 04:17 PM

なかさん>

あーわかります。親近感を覚えるんでしょうね。
しかし、しまかぜって名前にしたなら40ノット出さんかいっ! とか、しょーもないことを考えてしまったり(笑)
毎回のことですが、公開になるのは大型艦艇だけなんですよね。別に乗せてくれなくていいから、小艦艇もおおっぴらに写真撮れるようにしてくれるとありがたいのですが。

Posted by: いで | 2009.04.17 at 09:30 AM

ありゃりゃ、お茶目な人がいるようで。

困ったもんですねぇ、いや、ほんと。
でも、そんな人に限って寸前で脱出するんですよ。

Posted by: Y@茶処 | 2009.04.20 at 05:17 AM

Y@茶処さん>

ほーんと、ダレなんでしょうねぇ?(笑)
また楽しい武勇伝を見せてください。お願いします(爆

Posted by: いで | 2009.04.23 at 01:48 AM

 最近、あの人(笑)に「怖い物」はあるのか?と思う様になりました(爆)ヾ(^^;

Posted by: みほり | 2009.04.24 at 10:53 AM

みほりさん>

そうですよね。ワタシなんかが苦手とする
"締め切り"もたいして怖くなさそうだし(笑)

Posted by: いで | 2009.04.28 at 09:17 AM

だからね、堂々と無視しちゃうのよ。締切は。
小物ほど狡猾なサバ読みなんぞするからねー。
最期を決めれば「文句無いでしょ?」だもん。
まぁね、それなりの年数メシ食ってますんで。

でも、マジで怖いのは、ガスター10!かも。

Posted by: Y@茶処 | 2009.05.01 at 06:38 AM

Y@茶処さん>

わはははは。そりゃ、ハモりの「ガスター10!」は最強(最凶?)ですなぁ(^^;)

Posted by: いで | 2009.05.02 at 10:41 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/3514/44686388

Listed below are links to weblogs that reference 台湾旅行2009年3月編その3 ~関係者に目をつけられる?~:

« ペニンシュラ東京の送迎用リムジン | Main | クローラーミーティング »