« ユーザー車検に行ってきた | Main | モーター夜話(2) マブチモーター ミニベビー »

2019.04.21

モーター夜話(1) 中央金属技研 ブラックモーターS3650BB

ココログのリニューアルで使い勝手も慣れなくてはいかんし、
しばらくマジメに更新していくかなー、ということで、
モーターの話題を不定期連載することにしましたん。

題して「モーター夜話」。

なに、ムカーシのモーターのハナシをジジイがにょろにょろ語るだけだす(笑)
記念すべき第1回は、チュウキンのブラックモーター。

Bkb1

まぁ、ブラックモーターといってもぜんぜん馴染みがない人が大半でしょうが、
1970年代後期、1/12電動RCカーが百花繚乱咲き誇った、
いわゆる第一期電動カーブームの頃に発売されたスペシャリティモーターです。
(ここでいうスペシャリティとは、マブチ540と比べて、くらいの意味です)
エンドベル分割式でブラシ交換も可能と、メインテナンスについても考えられていて、
当時急速に盛んになってきたレースイベントでの使用にも適したモーターでした。

Bkb2

画像を見て、ちょっと詳しい方ならお気づきだと思いますが、このモーター、

エンドベル部分がほぼ同時期に発売されていたAYK(青柳金属工業)のモーター、
GZ1200シリーズと共通の意匠を持っているんですね。
放熱のよいアルミ製で側面に楕円の開口部があり、
絶縁ワッシャを介して真鍮製のブラシホルダーを組み合わせ、
ブラシは六角の特殊ナットでセットされているというあたり、
エンドベルについてはまったく同一のデザインといって良いと思います。
ただ、AYKのGZがフロントエンドも別体で3分割式になってるのに対し、
スチールの一体型である点が異なります。

このような差異はあるにしろ、当時の雑誌を見ると、
寸法はAYKのGZ1200と同じと記してあって、
じゃあ、エンドベルは同一のものを使用しているんだなと思ってました。

Bkb3

ところが最近、オークションで現物を手に入れることができまして、
家にあったGZ1200Rと比較してみたら、なんとびっくり寸法が違う。

全長やシャフト径などは同一、本体の全長もほぼ同一なんですが、
チュウキンのほうがエンドベル部の全長が短く、
その分ベアリング保持部が突出している形状でした。
全長は一緒なので、内部のローターなども同一だと思いますが、
気がつかなかったなぁ。

なお、このブラックモーター、作っていたのはサガミで、
同一意匠のものがCAMでもOEMで発売されていたほか、
当のサガミも本体色を赤に変更、エンドベルを白色塗装とした、
「レッドモーター」を発売してました。

79年、アソシRC12EXにレッドモーターを組み合わせていちむらGCに参戦、
そのころがいちばん(いちむらでは)調子よかったなぁ。

追記。

この記事を公開したところ、ツイッター上でかなりの反応をいただきました。
で、その中に中学生の頃、実際にお使いだった方がいらっしゃいまして、

「進角調整可能という触れ込みなのに
、その方法は固定用のネジ穴を開け直すという豪快な方法だった」

という証言が。

まさかそんなことはないだろうと分解してみたところ…

Kimg0203

…確かにその通りの豪快な仕様でした(汗

AYKのGZ1200シリーズは、モーターカンの前後を長ビスで止め、
これを緩めることで自由に進角が変更できる方式。

なるほど、エンドベル形状の違いはこうした仕様の違いから来ているのか、
とまたひとつ勉強になりました。

|

« ユーザー車検に行ってきた | Main | モーター夜話(2) マブチモーター ミニベビー »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« ユーザー車検に行ってきた | Main | モーター夜話(2) マブチモーター ミニベビー »